フジテレビジョンの親会社であるフジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主として、経営陣を相手に株主代表訴訟を起こしたことで話題となっている下野創さん。
【こちらは担当弁護士「河合弘之」さん】
元タレント中居正広氏の女性トラブルに関するフジテレビの対応を巡り、フジ・メディアHDの日枝久取締役相談役や港浩一前取締役らに対し
233億円を同社へ支払うよう求めた下野さんはどのような人物なのでしょうか。
そこで今回は、下野創さんのプロフィールや経歴(活動内容)について調査してみました。
早良区選挙管理委員や福岡住環境を守る会世話人という肩書を持つ下野さんの素顔に迫ります。
・下野創さんがフジテレビを訴えた背景
・下野創さんの年齢や活動内容
・下野創さんが関わる「福岡住環境を守る会」について
下野創さんがフジテレビを訴える
下野創さん(55)は、元タレント中居正広氏の女性トラブルに関するフジテレビの対応を巡り
親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主として、日枝久取締役相談役や港浩一前取締役ら当時の同社経営陣15人に対し
233億円を同社へ支払うよう求める株主代表訴訟を東京地裁に起こしました。
提訴は2025年3月24日付となっています。
下野さんは記者会見で、「フジテレビの番組が好きだ」とした上で、「不祥事があっても包み隠さず対処してほしかった。
独創的な番組をまた作り、見てもらえる環境になってほしい」と話しています。
訴状によると、フジ・メディアHDの金光修社長や清水賢治専務らも訴えの対象となっています。
男性は訴状で、港氏は遅くとも2023年7月にはトラブルを認識したのに、他の役員らへ相談せずに中居氏が司会を務める番組を継続させたと主張。
内部統制システムが正常に機能しておらず、経営陣が任務を怠って注意義務に違反したとしています。
今年1月、下野さんはフジ・メディアHD側に60日以内に提訴するよう要求しましたが、受け入れられなかったため、自ら提訴に踏み切ったということです。
これに対し、金光社長は3月27日の取材に「必要な要件を満たしておらず、提訴要求は成立しない」との見方を示しています。
フジテレビは1月、2025年3月期の広告収入が、従来の予想から233億円減少する見通しを発表していました。下野さんが請求している金額はこの減少額と一致しています。
下野創さんって何者?
では、フジテレビの親会社を訴えた下野創さんとは一体どのような人物なのでしょうか。
SNSのプロフィールなどから判明している情報をまとめてみました。
下野創さんのwikiプロフィール経歴 ①年齢
下野創さんの基本プロフィールについては以下のようになっています。
・名前:下野創(しもの はじめ)
・年齢:55歳(2025年3月現在)
・活動拠点:福岡県
下野さんはTwitter(X)のアカウント「@Fukuoka_love69」を持っており、そこでは「早良区選挙管理委員・福岡住環境を守る会世話人」という肩書きを掲げています。

下野創さんのwikiプロフィール経歴 ②活動内容
では下野創さんの主な活動内容について一覧にまとめてみました。
・早良区選挙管理委員
・福岡住環境を守る会世話人
・フジ・メディア・ホールディングスの株主
これらの活動について、次の項目で詳しく紹介していきます
下野創さんの活動内容 ①早良区選挙管理委員
下野創さんの肩書きの一つに「早良区選挙管理委員」があります。
早良区(さわらく)は福岡県福岡市の7区の一つで、下野さんはこの区の選挙管理委員を務めているようです。
選挙管理委員は選挙が公正に行われるよう監視・管理する重要な役割を担っています。
下野さんがこの職に就いていることから、地域の政治や行政に関心が高く、公正な選挙制度の維持に貢献している人物であることが窺えます。
下野創さんの活動内容 ②福岡住環境を守る会世話人
下野創さんのもう一つの肩書きが「福岡住環境を守る会世話人」です。
この団体についてさらに詳しく調べてみました。
「福岡住環境を守る会」はFacebookページを持っており、そこには以下のような情報が記載されています。
・カテゴリ:非営利団体
・所在地:〒812-0054 馬出2丁目1番22号2階(弁護士法人奔流気付)
・連絡先:fukuzyu@eco.ocn.ne.jp
・ウェブサイト:http://blog.livedoor.jp/sumiyoi_nishijin/
この団体のブログによると、現在「福岡住環境を守る会」では大林グループが箱崎4丁目に計画している巨大倉庫の建築計画を阻止するため、周辺住民に対し、アドバイスを行っているとのことです。
下野さんは同会の世話人として、建築紛争に巻き込まれた住民へのアドバイスや市議会議員への橋渡しなどを行っています。
ブログの記述からは、住民の権利を守るために活動している姿が浮かび上がってきます。
下野さんのブログでは以下のように述べられています。
「たいていの方は初めて建築紛争に巻き込まれて、何が何だかよくわからないうちに建築物が建ってしまい、泣き寝入りをするということが多いです。そうならないよう、アドバイスを求められた際は、できるだけ助言を致しますし市議に御縁が無い方には、市議会議員への橋渡しも致します。」
また、下野さんのTwitter(X)投稿からは、フジ・メディア・ホールディングスへの株主代表訴訟について以前から考えていたことが窺えます。
2025年1月29日には「フジ・メディア・ホールディングスに対して株主代表訴訟をしかようとしている株主はいないのかな?」と投稿しています。
下野さんのブログには、フジテレビジョンの報道局記者を名乗る人物から電話があったことも記されています。
その内容は「親会社であるフジメディアHDへの代表訴訟について」「実際に提訴するのか」などだったとのこと。
下野さんは、自分が送った内容証明郵便の原本もしくは写しを見ているとしか思えない内容だったと疑問を呈しています。
下野創さんが何者なのかwikiプロフィール活動内容まとめ
ここまで下野創さんのプロフィールや活動内容について紹介してきました。以下に改めて一覧にまとめます。
【プロフィール】
・名前:下野創(しもの はじめ)
・年齢:55歳(2025年3月現在)
・活動拠点:福岡県
(肩書)
・早良区選挙管理委員
・福岡住環境を守る会世話人
【活動内容】
・早良区選挙管理委員として選挙の公正な運営に貢献
・福岡住環境を守る会世話人として建築紛争問題に取り組む
・フジ・メディア・ホールディングスの株主として経営陣に対し株主代表訴訟を提起
今回の株主代表訴訟では、フジテレビの番組が好きだという立場から
「不祥事があっても包み隠さず対処してほしかった」
「独創的な番組をまた作り、見てもらえる環境になってほしい」
という思いを表明した下野さん。
地域の住環境を守る活動から大手メディア企業への提訴まで、市民の立場から社会問題に取り組む姿勢が一貫しているように見えます。
福岡での住環境問題への取り組みでは
「近隣住民にはしっかりやるべきことをやっていただきたい」と訴える下野さん。
今回のフジテレビ問題においても、企業に対して「やるべきこと」を求める姿勢は変わらないようです。
今後、この訴訟がどのように展開していくのか、また下野さんのさらなる活動にも注目していきたいと思います。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
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