韓国の人気5人組ガールズグループ、ニュージーンズが2025年2月7日に「NJZ」に改名したことを公式SNSなどで発表しました。
ニュージーンズといえば、紅白歌合戦に出場し、日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞するなど日本でも非常に知名度のあるグループ名です。
なぜ、そんな知名度のある人気絶頂のグループが名前も世界に広まっていたのに、改名したの?
そもそも「NJZ」ってどのように読むの?
と疑問に思った方も多いかもしれません。
今回はニュージーンズが「NJZ」に改名した理由について調べました。
「NJZ」の読み方も紹介します。
・ニュージーンズが「NJZ」に改名した理由
・「NJZ」の読み方
- ニュージーンズが「NJZ」に改名
- ニュージーンズが「NJZ」に改名したのは何故?
- ニュージーンズと事務所の間に何があったの?
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ①ニュージーンズ生みの親、ミン・ヒジン
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ②ADORでミンとHYBEの対立
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ③ミンがADOR代表取締役解任
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ④ニュージーンズがHYBEについて緊急配信
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑤ニュージーンズがADORの専属契約解除を発表
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑥ADORが専属契約有効性の確認で提訴
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑦ニュージーンズが新グループ名公募
- ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑧グループ名「NJZ」に変更
- ニュージーンズと事務所の間に何があったの?
- 「NJZ」に改名したニュージーンズの今後の活動について
- ニュージーンズが「NJZ」に改名した経緯についてまとめ
ニュージーンズが「NJZ」に改名
ニュージーンズが2025年2月7日に「NJZ」に改名したことを公式SNSなどで発表しました。
ニュージーンズは2021年にADOR(アドア)からデビューした5人組ガールズグループ。
(メンバーは、韓国人3人と韓国系オーストラリア人1人、ベトナム系オーストラリア人1人)
K-POP史上、デビュー後最速となるビルボード「Hot 100」へのチャートイン、ビルボード「Billboard 200」で1位を獲得するなど、韓国で絶大な人気を誇りました。
韓国だけでなく、日本でも紅白歌合戦に出場し、日本レコード大賞の優秀作品賞を受賞するなど非常に人気があります。
そんな人気のあり、名前が世界に浸透しているのに、なぜ改名したのでしょうか?
その理由を説明する前に、新しい名前の読み方から紹介します。
ニュージーンズの新しいグループ名「NJZ」は何て読むの?
ニュージーンズの新しいグループ名「NJZ」は「エンジェイジー」と読みます。
メンバーがライブ配信を行い、「NJZ(エンジェイジー)です」と読み方も公表していました。
韓国では「N」はエヌでなく、エンと発音します。「Z」もゼットでなくジーです。
日本では、現在では韓国にならってエンジェイジーとしていたり、エヌジェージーとしていたりで統一されていません。
そのうち日本での正式名称も発表されるかもしれません。
ニュージーンズが「NJZ」に改名したのは何故?
ニュージーンズが「NJZ」に改名した理由は、所属事務所ADOR(アドア)とのトラブルのためです。
ニュージーンズとADORは法廷闘争にもなり、かなり深刻な問題となっています。
ニュージーンズと事務所の間に何があったの?
ニュージーンズと事務所ADORの間の確執を箇条書きにまとめた上で詳細を紹介します。
その前に、この問題には人物と会社の4つの当事者が関係しますので整理します。
・ニュージーンズ
・ミン・ヒジン(生みの親)
・ADOR(所属事務所)
・HYBE(ADORの親会社)
本質は事務所ADORのニュージーンズや経営権を巡る内紛という点を押さえておくと、分かりやすいでしょう。
・ニュージーンズ生みの親、ミン・ヒジン
・ADORでミンとHYBEの対立
・ミンがADOR代表取締役解任
・ニュージーンズがHYBEについて緊急配信
・ニュージーンズがADORの専属契約解除を発表
・ADORが専属契約有効性の確認で提訴
・ニュージーンズが新グループ名公募
・グループ名「NJZ」に変更
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ①ニュージーンズ生みの親、ミン・ヒジン
ニュージーンズは所属事務所ADOR(アドア)代表ミン・ヒジン女史が一から誕生させて育てました。
ADORは芸能事務所HYBE(ハイブ)の子会社。
HYBEは防弾少年団(BTS)など多くの男性アイドルグループを抱える韓国で最も大きい芸能事務所です。
HYBEは男性アイドルグループは多くいましたが、女性アイドルグループが育たず、少女時代などで実績のあったミンさんに託したのでした。
そして、ミンさんは見事に成功し、ニュージーンズをトップアイドルにしました。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ②ADORでミンとHYBEの対立
ADOR内でニュージーンズや経営権を巡って、ミンさんとHYBEが対立します。
ミンさんがニュージーンズを抱えてADORをHYBEから独立させるのでないかとHYBEは考えた形跡がありました。
ミンさんは記者会見で「HYBEはニュージーンズのことを大切に考えていない」「私はニュージーンズを実の子どものように愛している」と発言していました。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ③ミンがADOR代表取締役解任
2024年8月27日、HYBE支配下にあるADORの取締役会は、ミンさんの代表取締役を解任しました。
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HYBEは女性アイドルグループを生み育てた最大の功労者を解任した訳です。
ミンさんは代表権の無い取締役になりますが、その後、ADORを辞めました。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ④ニュージーンズがHYBEについて緊急配信
ミンさんの代表取締役の解任を受けて、2024年9月11日にニュージーンズはミンさんを代表に戻すことなどHYBEについて緊急配信しました。
・ミン・ヒジンを代表に戻すこと
・HYBEからいじめを受けていること
・HYBEがメンバーの医療記録などを流出させたこと
これに対するHYBEの回答は次の内容です。
・ミン・ヒジンを代表に戻さない
・5年間、ミン・ヒジンがニュージーンズのプロデュースする
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑤ニュージーンズがADORの専属契約解除を発表
2024年11月28日、ニュージーンズは緊急記者会見を開き、ミン代表取締役解任などで「信頼関係が全て崩れた」として、所属事務所ADORとの専属契約を解除すると発表しました。
ADOR側は、専属契約解除の記者会見が行われたことに遺憾の意を表明し
「ADORは契約違反をしておらず、一方的に信頼が壊れたと主張したからといって、解除理由にはなりえない」
「専属契約はまだ有効である」と主張しました。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑥ADORが専属契約有効性の確認で提訴
2024年12月3日、ADORが専属契約の有効性の確認を求めて、ソウル中央地方裁判所に提訴しました。
2025年1月13日、ADORがメンバーを相手取り、ソウル中央地方裁判所に「企画会社の地位保全、および広告契約締結など禁止の仮処分」を申請したことを明らかにしました。
ADORの承認や同意なしに、メンバーが独自で広告契約や広告撮影をすることを防止するための措置とされます。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑦ニュージーンズが新グループ名公募
2025年1月23日、ニュージーンズが新グループ名を公募することを発表しました。
これに対し、ADORは「メンバーが法的判断を前に、新しいグループ名を公募するなど、独自の芸能活動を試みる行為は重大な契約違反になりうる」とコメントしました。
ニュージーンズと事務所の確執の経緯について ⑧グループ名「NJZ」に変更
2025年2月6日、グループ名を「NJZ」に変更し、活動を開始することを明らかにしました。
ADORは、グループ名変更発表に対し「ADORとメンバー間の専属契約の有効性に対する法的判断が下る前に、メンバーたちが一方的にこのような選択をしたことについて、非常に残念に思う」とコメントし「いつでもメンバーや法定代理人と対話し、今後の活動計画について協議する準備ができている」と強調しました。
2月10日、メンバーとの専属契約は未だ法的に有効であるとして、ADORは、報道関係者に対し「NJZ」でなく「NewJeans」の名称を使用するように求めています。
「NJZ」に改名したニュージーンズの今後の活動について
「NJZ」に改名したニュージーンズは2025年3月21~23日に香港アジアワールドエキスポで行われる「コンプレックスライブ」に出演し、新曲を披露する予定です。
しかし、それを妨害するというような噂が流れています。
Kstyle2025/02/19では次のような記事が報道されました。
「NJZの公演中止を画策」NewJeansの両親、HYBE バン・シヒョク議長の妨害行為を主張
特に、ADORの親会社であるHYBEのバン・シヒョク議長が、NJZの海外公演の中止を促したという疑惑も提起した。保護者連合は「先日、公演の準備を手伝ってくれている『ComplexCon』の関係者から、HYBEのバン・シヒョク議長がアメリカの関係者に自ら電話をかけ、NJZの公演を中止するように促したというニュースを聞いた」とし、「とても不快で腹立たしく、HYBEは以前と一つも変わらず、メンバーをただ金儲けの手段として考え、うまくいくことを応援するどころか、妨害して潰すことばかり考えているんだと思った。その後、ADORも様々なところで妨害を試みていたことが伝えられてきた」と主張した。
Kstyle2025/02/19より引用
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「NJZ」に改名したニュージーンズの香港公演が無事に開かれるか心配です。
ニュージーンズが「NJZ」に改名した経緯についてまとめ
ニュージーンズが「NJZ」に改名した理由は、所属事務所ADOR(アドア)とのトラブルのためです。
ニュージーンズを一からトップアイドルを生み育てたミン・ヒジン女史。
そのミンさんに対して親会社HYBEはADOR代表取締役を解任しました。
ミンさんの解任、HYBEによるいじめなどによりニュージーンズがADORの専属契約解除を発表。
ニュージーンズという名前を捨てて「NJZ」に改名しました。
ニュージーンズと事務所の間の確執については次の流れで説明しました。
・ニュージーンズ生みの親、ミン・ヒジン
・ADORでミンとHYBEの対立
・ミンがADOR代表取締役解任
・ニュージーンズがHYBEについて緊急配信
・ニュージーンズがADORの専属契約解除を発表
・ADORが専属契約有効性の確認で提訴
・ニュージーンズが新グループ名公募
・グループ名「NJZ」に変更
以上、ニュージーンズが「NJZ」に改名した理由について紹介しました。
メンバーはニュージーンズの名前に愛着があるようで、問題が解決したらまたニュージーンズに戻したいとコメントしています。
しかし、法廷闘争まで深刻化して、解決が難しいような気がしました。
NJZ改名後の最初の香港公演は、何とか無事に成功して欲しいと思います。
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HYBEやADORによる妨害が無ければよいのですが……
ここまで読んでいただきありがとうございます。
【この記事を書いた人】
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